賢いビタミンB6の摂り方

どれぐらい摂ればいいの？

厚生労働省が定めている、ビタミンB6の成人の１日当りの推奨摂取量を表にしてみました。

成人女性の必要摂取量は、1日当り1.2mgとなっています。ただし、妊娠時には付加量分を余分にに摂取することが必要になります。

食事摂取基準（2005年版）より引用

上限値について

上限値は、成人男性、女性共に60mgとなっています。
水溶性なので摂りすぎた分は尿などで排出されるので、必要以上に意識することはありませんが、参考までに記載しています。

摂取するときの注意点は？

ビタミンB6を摂取する時は、必ず、葉酸やB12といったビタミンB群と一緒に摂取することが重要です。これは、お互いに連携・協力し合っているビタミンB群の特徴を上手に利用するためです。

同時に摂取することで、それぞれの栄養素の効果が高まり、利用効率も上がります。上手にビタミンB6の効果を得るためにも、単体での摂取は避けるべきでしょう。

サプリメントでの上手な摂り方

現実的には、必要量を食べ物だけからの摂取でまかなうのは非常に難しいのが現状です。そういった場合、サプリメントを上手に利用するのもよい方法です。

選ぶ時は、上記に記載しているとおり、８種類すべてが入ったビタミンB群のサプリメントを選び、もうひとつのビタミンB群の特徴である「水溶性」に配慮しているものを選んでください。

水溶性の栄養素は、溶けやすいため、朝摂っても夕方くらいには尿として体外へ排出されてしまいます。サプリメントの中には「タイムリリース加工」という特殊な加工を施し、長時間体内にビタミンを留められるようにしている物もあります。

タイムリリース加工とは。

水溶性のビタミン類は、その名の通り、水に溶けやすい性質を持っています。そのため、体内に吸収されてもすぐに、尿や汗などで体外に排出されていまいます。
タイムリリース加工とは、そういったことができるだけ無いように、ビタミンをミクロのカプセルで包み、 溶けるスピードを緩やかにして、体内への吸収効率を高めてくれるのです。